ヘレニズム時代
前の記事でも触れましたが、マケドニアのフィリッポス2世がカイロネイアの戦いでアテネ・テーベ連合軍を破りギリシアを制圧します。
ギリシアの各ポリスに自治を許し、コリントス同盟を結成してスパルタを除く全ギリシア軍を指揮する権利を得ます。
フィリッポス2世が亡くなり、ギリシアの主だったポリスが反乱、それにこたえたアレクサンドロス大王はテーベを破壊します。破壊されずに残ったのはアレクサンドロスが敬愛した詩人ピンダロスの家だけだったそう。
ちなみにこのアレクサンドロス、家庭教師にあのアリストテレスをつけていました!しゅごい!!
前334年、東方遠征がはじまります。
アケメネス朝ペルシアへの遠征ってことですね。
イッソスの戦いでアレクサンドロス大王は勝利。ペルシアのダレイオス3世は母や子を放り出して逃げ出します。アレクサンドロスはその後、フェニキアの都市群を支配下におくと、エジプトに向かい支配していたペルシア人を駆逐。迫害されていたエジプト人たちは新たなファラオとしてアレクサンドロス大王をむかえいれました。
アルベラの戦いで再びアレクサンドロスはダレイオス3世を倒し、アケメネス朝は滅亡、アレクサンドロスはインダス川にも及ぶ大帝国を作り上げます。各地にアレクサンドリアというのも建設しています。さらに、東西融合政策を行い、ギリシア文明とオリエント文明を融合させヘレニズム文明を作り上げました。
その後西北インドへ侵攻し、マケドニアへ戻ろうとした途中のバビロンでアレクサンドロスは死んでしまいます。わかくしてこの世を去ったので後継者(ディアドコイ)がおらず、武将たちは後継者戦争をはじめます。
前301年、ディアドコイ戦争のイプソスの戦いというのを契機にアレクサンドロス大王の帝国はアンティゴノス朝マケドニア、プトレマイオス朝エジプト、セレウコス朝シリアに分裂します。
……こんな感じ?これでヘレニズムの流れ、ギリシア世界の流れはおしまいです!やった!
あとは文化に触れておしまい。ローマ!!わあい!!
ということで、また文化でお会いしましょう。