ペルシア戦争
ペルシア戦争、前500年から前449年にいたる約50年間、4回にわたって展開されたアテネを中心とするギリシアのポリスとアケメネス朝との戦争です。
地図ですね。
はい、右側にあるミレトスっていうアケメネス朝の領土なんですが、ギリシアの植民市ですね。そこがアケメネス朝のダレイオス1世の支配に対して反乱を起こします。その反乱をアテネが支援したことによってペルシア戦争ははじまります。
アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世は軍を送ります。が、暴風雨により失敗してしまいます。どんまい。
【マラトンの戦い】前490
地図を見つつやっていきましょう。アテネ軍の重装歩兵が勝ちます。ファランクスと呼ばれる隊形でペルシア軍を挟み撃ちにしました。
このときギリシア軍の援軍にスパルタを呼ぼうとしたんだけどオリンピアの祭典中でだめでしたね><
【テルモピレーの戦い】前480
スパルタ軍(と他)とクセルクセス1世率いるペルシアが戦います。
スパルタ軍の味方だったテーベ軍が寝返って全滅してしまいます。ぐぬう……
【サラミスの海戦】前480
テルモピレーの戦いと同じ年ですね。
テミストクレス率いるアテネ軍が三段櫂船などを駆使してペルシアに勝ちます。
このとき三段櫂船っていうTUEEEEな船のこぎ手を無産市民が担当し、無産市民も戦争で役に立てたので戦後参政権を得ます、そしてペリクレスの時代に民主政が完成!でしたね。
ちなみにサラミスの海戦で活躍したテミストクレスさんは陶片追放でぴえんしてしまいます、、、恩知らずめ!
【プラタイアの戦い】前479
アテネ・スパルタ連合軍の勝利です!!やったあ!!
この戦いでペルシア戦争におけるギリシア側の勝利が確定するわけですね。
念には念を、ということで再びペルシアが攻めてきたときに備えてアテネさんを中心にデロス同盟というものを結成します。これの金庫が最初デロス島にあったことが名前の由来です。まあその後金庫がアテネに移動されて占領しちゃうんですけどね。デロス同盟の資金をペリクレスさんが勝手に使ったことに対して他の国は「は?」となりますが「でも俺らがペルシア倒したんで!wまもってあげたので!ざこおつ!」と返しぐぬぬとなったとさ。
ちなみにヘロドトス(エジプトはナイルのなんちゃら)さんはペルシア戦争を題材に『歴史』を書きました。
【次回予告】
デロス同盟において横暴すぎるアテネのふるまいに不満を抱いたポリスたちはアテネがコリントスの植民地をうばおうとしたのをきっかけに結集し、紀元前431年、スパルタを盟主としたペロポネソス同盟とペロポネソス戦争を起こすことに…
私(アテネ)、一体どうなっちゃうの〜〜〜?!